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駄々をこねたら・・・(気持ちに寄り添って その2)

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「いや~だ、いや~だ!ウワ~ン‼」幼い子どもは、成長とともに言葉が増えてきたといっても、まだ言葉で十分に気持ちを表現できないので、泣いたり駄々をこねたり・・・親もどうしていいかわからずに困ってしまいますよね。

イライラすることもあると思いますが、まずは、子どもなりに何らかの理由があるものと(イライラする自分の心に言い聞かせ)気持ちに寄り添ってみましょう。

「○○だから嫌だったのね」「もう少しで終わるから待ってて。終わったら遊ぼう!」などと、自分の気持ちをわかってほしいという子どもの思いを受け止めてあげましょう。

訳もわからずただ怒られたり無視されるだけでは子どもは戸惑うばかりです。
幼いから言ってもわからないと思わずに丁寧に言い聞かせることを繰り返していくうちに、だんだんと親の表情や口調で理解していってくれます。
ただ、いつもの笑顔から真剣な顔になるという表情の変化が大切なので、いつも目がつりあがって恐い顔をしていたら意味がないのですが…(笑)

これまで子どものわがままだからと、無視して放っておいたという接し方では、あえて親の関心を引きたいためにしていることもあります。
また、そうすることで思いが叶う経験をしていると、それが習慣となってしまっていて軌道修正もなかなか難しいものです。が、遅くはありません。
根気強く闘っていきましょう(笑)

そうは言っても、親子でパニックになりそうな場面では、冷静に気持ちに寄り添うなんてなかなか難しいですよね。

例えば、お店の前でお菓子を欲しがって駄々をこね始めたら、とりあえず、他に何らかの楽しみを考えてあげて、その場から親子で何とか離れるように子どもの気をそらしてみましょう(怒鳴ったり無視して親だけ離れてしまうと子どもの心は不安になり、ますます助けを求めて泣き叫びます)。
「お家に帰ったら、とっても美味しい不思議なおやつがあるんだよ~~、早く帰らないと消えちゃう‼」とかなんとか言って急いでみましょう。
帰ったら、不思議なおやつは無いのですが、目の前でいつものおやつにおまじないを唱えながら、ゴマやきな粉を少しだけ振りかけてみます(親も魔法使いになりきって一緒に楽しんでみましょう)。
子どもは、「え~?同じだよ!」と言いながらも魔法をかけるお母さんの笑顔や面白さでおいしくなったような温かみを感じてその気になってくれたりします。
お母さんの演技力しだいかもしれませんが・・・(笑)

そして、落ち着いた時に、泣き止んで我慢できたことをほめて、今度そうなりそうな場面でのお約束を一緒に話しながら決めておきましょう
スーパーのお菓子売り場でいつもそうなるようだったら、「おやつは一個だけ。守れるかな?」などと子どもにとって守りやすくハードルの低いところから始めて、行く直前に再度お約束を確認し合って、守れたらしっかりほめてあげましょう。
ほめられることで、お約束を守れる自分はすごいと自信をもちます。
そこから買う頻度を少なくしていく時も、「お家にまだお菓子があるから今日は我慢できるかな?」などと理由をきちんと話して、我慢出来たらほめてあげましょう。

我が子とできるだけ丁寧に向き合いながら(闘いながら?)我が子に合った方法をいろいろ工夫してみましょう。
大変ですが、子どもの方には、親を困らせようという思いはないこと、自分の思いをわかってほしい姿であることを理解してあげましょう。

その際に、守れなかったからといって強く怒ってはダメ
即効性を求めて怖さでしつけようとすると、身につきかけた自信が崩れかけるだけでなく、強い言葉で子どもの心が冷えてしまい、大人が考えているよりも深く傷つき心身の成長に悪い影響を与えてしまいます。
何度も何度も繰り返し話して聞かせることが大切で、できたらほめる。
そうすることによってしっかりと身についてくれ自信を持つことができるのです。

身近な大人にもいますよね。何度言ってもトイレの電気つけっぱなし!・・・とか、
何度言っても散らかしっぱなし!・・・とか(笑)

大人でさえ何度言われてもお約束が守れなかったりするのですから、ましてや生まれて間もない子どもなのです、すぐにできなくて当たり前ですよね。
小さな体で思うようにできないもどかしさと一生懸命闘っているのですから。
このことを理解して日頃から温かく見守ってあげたいものです。

成長していく上での大切な分かれ道があるとすれば、まずはこのような幼児期の接し方ではないかと考えています。22369355_コピー
子どもに一つひとつ丁寧に言い聞かせていくには、親も考える力やたくさんの言葉を使って手間がかかり根気も必要ですが、その分、子どもは、しっかりと自律しながら、ゆっくりと自立していく姿を見せてくれ、安心して見守ることができ喜びとなって返ってくることと思います。
(自律:自分で考えて自身をきちんとコントロールできる精神面での独り立ち。自立:他者に依存せず行動面で独り立ちすること。)

書道家で有名な詩人でもある相田みつをさんの言葉に「育てたように子は育つ」という言葉がありますが、長年たくさんの親子の様子を見てきた私は、まさにその通りだという思いを強くもっています。穏やかな心で育てると、子どもも素直で穏やかに。

気持ちに寄り添うというのは、甘やかすことではなく、子どもの思いをわかろうとすることで、その上でルールを決めたら 、守れたらほめて、守れなかったときは(頭ごなしに怒るのではなく)毅然とした態度で丁寧に言い聞かせていきたいものです。

それぞれのご家庭で、お子様一人ひとりの個性に合わせて試行錯誤しながらの子育てを頑張っていらっしゃることと思います。
「シングルサポートそよかぜ」では、大変な子育ての時期を少しでもお手伝いしたいと考え、子育て専門のカウンセラーとその都度いろいろ相談しながら、一緒に大変な時期を乗り越えていく《一緒に子育てカウンセリング》に取り組んでいます。
一人で考え込んでいないで、悩みを話すだけでも心が軽くなるものです。
その都度、困ったことをカウンセラーと一緒に考えながら乗り越えていきませんか。



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2023年12月22日 17:29

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